上海~杭州(浙江省)間の高速鉄道で1日午後、設備故障のため列車29本が最大4時間遅れた。春節(旧正月)前の帰省ラッシュと重なり、上海虹橋駅、杭州東駅では足止めとなった旅客数万人で混乱。上海虹橋駅前では、武装警察隊が出動して秩序維持に当たった。澎湃新聞網などが1日伝えた。
同日午後3時、列車の運転は正常化したが、両駅には多数の旅客が滞留し、券の払い戻しや列車の変更手続きを行った。
上海虹橋駅の待合室は同日午後6時でも、旅客であふれ、駅の問い合わせカウンターは、何重もの人垣ができた。
杭州東駅から到着した旅客の1人は「上海で、漢口(湖北省武漢市)行きの列車に乗り換えるはずだったが、間に合わなかった」と話している。