深センで高層ビル2棟が傾斜、約200人に避難指示

広東省深セン市龍華新区で、隣り合う高層ビル2棟が傾斜し、倒壊の危険があることが分かり、当局は29日、住民ら約200人に避難を命じた。南方都市報などが30日伝えた。

2棟は、同区の新区大道と民宝路の交差点付近。2棟の間隔は地上近くでは約1メートルあるが、屋上付近では10センチほど。外壁の水道管には亀裂や変形がみられる。

1棟は住宅と店舗、1棟はオフィスビルで、住宅は出稼ぎ者らが多く住んでいる。どちらも2013年から傾斜を始め、次第に深刻化した。12年の検査の際は、異常がなかった。ビルの基礎部分に問題があったとみられる。

当局はビル周辺を立ち入り禁止にし、24時間態勢で監視している。

2棟は、都市の中にあるが、農村の認定のままとり残された「城中村」の一角。村民が売却した土地に、大小のビルが建ち並んでいる。

(参考)http://www.oeeee.com/nis/201601/30/420337.html

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