拘束のスウェーデンの人権活動家を釈放

スウェーデン外務省は、1月初め中国当局に拘束されたピーター・ベッケンリッジ氏が釈放されたことを明らかにした。26日付香港紙、星島日報が伝えた。

バルストロム外相は「ベッケンリッジ氏が家族と再会できることを喜びたい。スウェーデン外務省と中国の緊密な連携の結果だ」と述べた。

同外相は、中国当局に拘束中の香港の銅鑼湾書店オーナーで、スウェーデン国籍の桂民海氏について「情報収集に努めている。桂氏と面会できるよう望む」と述べた。

中国中央テレビ局は先ごろ、ベッケンリッジ氏が中国の法律に違反する行為をしたことを認め、カメラの前で謝罪する模様を放送した。

銅鑼湾書店は中国政界の内幕物の出版と販売で知られる香港の出版社兼書店。桂民海氏ら同社関係者5人が2015年10月以降、相次ぎ行方不明になっている。