江西省南昌市北京西路の同省政府庁舎前で11日、アプリを使った配車サービス「専車」に反発するタクシーの運転手が抗議デモを行い、専車の車両を転覆するなど一部が過激化した。鎮圧のため多数の警察官が出動し、数人を逮捕した。博訊新聞網が12日伝えた。
同市では、専車に反発するタクシー約5000台が10日夜からストを始めた。11日は、デモ参加者の一部が客を装って専車を省政府庁舎前に呼びつけた後、車をひっくり返した。
中国各都市で専車に反発する運転手のストが起きており、1月4日には深センで1万台が参加した。
中国のタクシーは請負制で会社に毎月、車両のリース料などを払う必要がある。南昌市のスト参加者は、専車の取り締まりのほか、リース料や保険料の引き下げを求めた。
スト参加者は省政府庁舎前で、地下鉄の開通によるタクシー利用客が減少している実情も訴えた。
(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2016/01/201601120212.shtml