出版社幹部の釈放求め、香港の6千人がデモ

中国政界の内幕物の出版で知られる、香港の出版社兼書店「銅鑼湾書店」の李波氏ら関係者5人が中国当局に連行されたとみられる事件で、香港市民数千人が10日、釈放を求めてデモ行進した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

デモ参加者は、主催者発表で6000人、警察発表で3500人。李氏ら5人の写真を掲げて行進した。

李波氏は昨年12月30日に失跡。妻が警察に被害届を出したが、李氏から無事を知らせるファックスを受け取った後、突然取り下げた。

ファックスによると、李氏は調査に協力するため自ら中国本土に入った。しかし、香港の出入境検査所には、李氏が中国に入った記録はない。

デモに参加した香港のメディア関係者は「中国本土の警察には、香港で公務を執行する権利はない。一国二制度の原則に違反する」などと話している。

(参考)http://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/gangtai/hc-01102016132540.html

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