広東省気象局によると、太平洋赤道域東部の海面水温が平年を上回るエルニーニョ現象の影響で、同省の2015年の平均気温は22.6度で観測史上2番目に高かった。新華社が伝えた。
観測史上、広東省の平均気温が最も高かったのは1998年の22.7度。15年も、省内31県(市・区)は史上最高になった。
同現象の影響により、広東省では同年、高い気温のほか、台風、豪雨、干ばつなどの激しい気象現象が頻発した。15年5月は、平均雨量が例年を84%上回り、同月としては最多となった。
今回の同現象は2014年5月に発生、15年10月にピークを迎え、持続時間が過去最長となった。
広東省気象局によると、2016年1月以降、エルニーニョ現象は衰え始め、今年春には終息する見通し。