広東省深セン市光明新区で20日起きた建設残土処理場の崩落事故で、現場では24日も、重機760台を使い、5600人体制で捜索活動が続いた。台湾中央社が中国の報道を引用し伝えた。
行方不明者は22日午後2時半現在、76人。4人が遺体で見つかった。現場責任者によると、約20メートル掘っても、埋没した5階建て従業員宿舎が見つからないという。
同市の衛生当局は24日、同日正午現在、けが人17人が治療を受けたことを明らかにしている。7~78歳の男女で、骨折や捻挫で治療を受けている。うち2人は退院した。
今回の事故で、光明新区周辺では企業約90社、従業員4630人が影響を受けた。うち、工場が倒損壊するなどして操業が再開できない企業は34社、従業員は2830人に上る。
深セン市人的資源・社会保障局は、被災企業の従業員対策の専門チームを発足させ、慰問金の支給や従業員の帰省支援などを始めた。
(参考)http://www.cna.com.tw/news/firstnews/201512240442-1.aspx