北京の赤色警報解除、上海、広州でスモッグ

北京市の当局は22日午後11時59分、大気汚染警報で4段階で最高の「赤色警報」を解除した。ただ、北京市は23日も大気汚染の状況は深刻。上海、広州(広東省)など他地域の都市もスモッグに覆われた。英BBC放送の中国語電子版が23日伝えた。

北京市が赤色警報を解除した同時刻、近隣の天津市は同市史上初の赤色警報を発令した。当局によると、各都市がそれぞれの汚染状況の変化に合わせ、個別に警報を出して行くことになる。天津市の汚染は、きょう24日には緩和する見通し。

23日の大気汚染指数は、上海、広州の両市で200を超え、6段階で上から2番目の「重度の汚染」。赤色警報が解除された北京も300を超え、最悪の「深刻な汚染」となった。

中国のメディアによると、北京・天津・河北(京津冀)地区の70都市が重度、深刻の大気汚染となった。

世界保健機関(WHO)の基準では、大気汚染物質のPM2.5(微小粒子状物質)は25μg/m3(マイクログラム/立方メートル)が上限。北京では今月2回発令された赤色警報期間中、数百μg/m3に達した。

(参考)http://www.bbc.com/zhongwen/simp/china/2015/12/151223_china_smog_continue

タイトルとURLをコピーしました