広東省深セン市光明新区の工業団地「柳溪工業園」で20日午前11時、付近の丘の土砂が広い範囲で崩れ、約10万平方メートルの団地全体が埋没した。20日付香港星島日報が伝えた。
工業団地内の建物約20棟が倒壊。うち2棟は従業員宿舎で、多数が閉じ込められているとの情報がある。工業団地付近には集落があり、住民も被害を受けたもようで、1家4人が生き埋めになったとの目撃情報もある。
当局は消防隊員約200人を急行させ、住民らの捜索を進めている。同日夕までに7人が救助されたが、けが人の数は発表されていない。
同市の許勤正市長は、出張先の北京から急きょ帰還した。
深セン市公安局(警察)によると、土砂崩れのため現地のガス供給所が爆発し、建屋が倒壊した。ガス漏れは起きていない。
(参考)http://std.stheadline.com/breakingnews/20151220e162831.asp