広東省仏山市順徳区公安局(警察)は16日、鍋料理の材料として人気の牛の臓物「センマイ」を、有毒物の水酸化ナトリウムなどで漂白し製造販売していたとして計16人を拘束し、製品5トンを押収した。17日付仏山日報などが伝えた。
同区の警察は11月末、市内の食品市場で冷凍食品の抜き打ち検査を行ったところ、センマイから基準を超える有毒物が見つかった。
販売業者の供述に基づき、警察は今月4日、同省江門区郊外の作業場を捜索し、現場にいた夫婦ら拘束、水酸化ナトリウム、過酸化水素など、食品添加物としての使用が制限される有毒物を押収した。警察はさらに、別の作業場を摘発し、広州市内の販売業者を拘束した。
製造業はセンマイを水酸化ナトリウムなどの水溶液に12時間浸し、水で洗って出荷していた。見た目と食感が良くなるほか、重量を水増しできるという。
(参考)http://epaper.citygf.com/fsrb/html/2015-12/17/content_64690.htm