陝西省漢中市勉県で14日、地元の製鉄会社、漢中鋼鉄集団の従業員が、賃金や社会保険料の支払いを求めてデモ行進を行った。デモは11月9日に始まり35日間続いている。博訊新聞網が伝えた。 従業員によると、会社は10年にわたり社会保険料8000万元を納めておらず、賃金は数カ月間、欠配が続いている。
14日は、一部が「金を返せ」などと書かれた横断幕を持ち、勉県の街路をデモ行進した。警察が行進を止めようとしたがデモ隊に押し切られた。 西安市の陝西省政府の関心を呼ぼうと、省政府庁舎前でデモを行った従業員もいたが、警察に排除され、一部が殴られたという。
漢中鋼鉄集団は、元国有企業だったが、過去数年間に数回の転売を経て、破産の危機に面している。現在は操業を停止し、従業員数千人が一時帰休となっている。
(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2015/12/201512150121.shtml#.Vm9h7_mLTIU