人権派弁護士、民族怨恨・扇動罪で初公判

民族の怨恨をあおった罪と公共の秩序を乱す罪に問われた著名人権派弁護士の浦志強氏の初公判が14日、北京市第2中級人民法院であった。BBC中国語版が伝えた。

外国人記者多数が取材のため裁判所外を訪れたところ、BBCを含む記者が警察官に排除された。

裁判所外で、浦弁護士を支持するデモを行った市民は、警察に連行された。

浦弁護士は、短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」への7回の書き込みをめぐり、両罪に問われた。

香港駐在のアムネスティ・インターナショナルの潘嘉偉研究員は「独立した意見表面を封じるための政治裁判だ。公平な裁判を受けられる機会はゼロに近い」と述べた。

人民日報傘下の中国紙、環球時報は社説で「浦弁護士の事件は、最終的な判決が何であれ、西側で中国の法治整備を攻撃する批判の波が起きるだろう。裁判官がなすべきは、法に基づく裁判で政治裁判ではない。中国の司法は西側の論調の影響を受けることはない」などと評した。

(参考)http://www.bbc.com/zhongwen/simp/china/2015/12/151214_china_lawyer_trial

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