山西省公安庁によると、8日午前8時15分ごろ、山西省の太長高速道路の王村橋区間で、濃霧による視界不良が原因で車33台が相次ぎ衝突し、6人が死亡、4人が重軽傷を負った。
全国人民代表大会(全人代=国会)代表(議員)で、石炭採掘業の皇城相府集団董事長の張家勝氏が事故に巻き込まれ死亡した。
山西省では11月29日にも、山西大運高速道路で、濃霧のため47台が衝突する事故があり、4人が死亡、5人がけがした。
太長高速道路は、山西省都の太原市と同省長冶市を結ぶ210キロ。太原とマカオを結ぶ高速道路の一部となっている。
張董事長は、出身地の省内の寒村、皇城村に、総資産60億元(約1149億円)、従業員6000人の企業、皇城相府集団を築き上げた。全国最優秀の村長10人に選ばれたこともある。同社は石炭のほか、ハイテク、観光業など幅広く事業を展開している。
(参考)http://sx.sxgov.cn/content/2015-12/09/content_6548766.htm