広東・広州でテナント料巡り業者抗議

広東省広州市茘湾区の玉器の卸売・小売市場「華林珠宝玉器批発城」で、運営会社が3年分のテナント料の前払いを求めたことに反発し、商店主約1千人が11月28日、抗議活動を始めた。2日には警官隊が出動し、十数人を連行したという。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

運営会社は、商店主との店舗賃貸契約が期限を迎えていないのに、3年分のテナント料の一括前払いと、「茶代」と称する費用支払いを条件に、契約の継続を求めた。

華林珠宝玉器批発城は、長い歴史を誇る同区の玉器街にあり、玉器市場として全国に名を知られる。約7000平方メートルのビル内に、約1000店舗がひしめいている。

商店主によると、経済状況の悪化やネット販売の流行で、各店の宝飾品や玉器の売り上げが激減。高い利益を謳歌した時代は過ぎ去った。

中国では、小売業の景気が悪化しており、各地で店舗所有者とテナントの争いが頻発している。

(参考)http://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/renquanfazhi/ql1-12032015103409.html

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