福建・尤渓で危険廃棄物処理場建設に住民抗議

福建省三明市の尤渓県西浜鎮で1日、危険廃棄物の総合処理施設の建設を密かに進めているとして、住民約1万人が抗議行動を始め、鎮政府の門の前で座り込みを行った。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

住民は「鎮政府の欺まんに抗議せよ」などと書かれた横断幕を掲げて、街路をデモ行進した後、鎮政府前で座り込みを行った。鎮政府庁舎前は住民で埋め尽くされ、周辺の交通がまひした。

住民によると、施設は西浜鎮の最寄りの村落までわずか300メートル以下の場所につくられる。福建省内の9市で発生した腐食性、毒性、可燃性があある危険廃棄物30種類と、三明市で出た医療廃棄物を対象に、焼却、固体化した上で埋設する。

住民に事前の通知はなく、着工の際、初めて公表された。1日にはデモ隊のほか、西浜鎮の数百軒の商店と露店が全部営業をやめ、施設建設に抗議した。

(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2015/12/201512030430.shtml#.Vl-UFvnhDIV

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