北京市の深刻な大気汚染は1日で連続5日となり、当局は1日も大気汚染で上から2番目の「オレンジ警報」の発令を続けた。新華社が伝えた。
新華社によると、PM2.5(微小粒子状物質)の濃度は多くの地区で500μg/m3(マイクログラム/立方メートル)を超え、一部で689μg/m3となった。11月30日の1000μg/m3は下回ったが、汚染はなお深刻だ。
深刻な大気汚染にもかかわらず、北京市の当局は最高の「赤色警報」を発令していない。北京市環境保護局によると「赤色警報」の発令条件は、大気質指数(AQI)200以上が3日以上続くと予想されること。しかし、これまで発令時点では3日内の好転が予想されていたという。
同局によると、大気汚染の主な原因は、暖房用などの石炭の燃焼と工場の排気。11月以降の大雪による湿度上昇や、風の弱さなど不利な気象条件も要因となった。
(参考)http://news.xinhuanet.com/politics/2015-12/01/c_1117322962.htm