北京のPM2.5警報40時間、一部で1000μg

中国新聞網によると、北京市ではPM2.5(微小粒子状物質)の高濃度が続いており、1日午前までに、大気汚染警報で上から2番目の「オレンジ」の発令時間が40時間を越えて、今年最も深刻な汚染となった。30日夜には、観測地点の多くでPM2.5の濃度が500μg/m3(マイクログラム/立方メートル)を越え、一部は1000μg/m3に近づいた。

新華網によると、華北地方で11月30日、広い範囲がスモッグに覆われ、北京のほか、天津市、河北省の各地でも相次ぎ「オレンジ」が発令された。

環境保護分野の専門家は、屋外での活動を控えるなど自衛措置を強化するよう市民に呼び掛けた。また、自動車や工場など大気汚染物質の排出削減を厳しく実施することが必要だと述べた。

京津冀地区では28日から、秋以降4回目の大規模なスモッグ汚染に見舞われた。30日早朝までに、一部地区ではPM2.5(微小粒子状物質)の濃度が115μg/m3(マイクログラム/立方メートル)と、中~重度の汚染になった。

北京市政府は全市を対象に、土木高知、建築物の解体作業、建設廃棄物の運搬、塗料の吹付けなどを中止するよう指示。一部工場の操業制限も求めた。

天津市は、子ども、高齢者、肺やアレルギー疾患の患者らに室内にとどまるよう呼び掛けた。一般市民に対しても、屋外での運動を控えるとことや、マイカーでの外出をやめて、電車やバスを利用するよう求めた。

(参考)http://news.ifeng.com/a/20151201/46465105_0.shtml

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