華中最大規模の投資会社破綻、300人がデモ

華中地区で最大規模の民営投資会社、武漢財富基石投資管理(財富基石、湖北省武漢市)がこのほど、資金繰りに行き詰まり経営破綻した。個人投資家7万人から数十億元を集めており、26日は約300人が湖北省政府庁舎前でデモを行い、政府の介入を求めた。博訊新聞網が27日伝えた。

同社は24日、資金繰りの悪化により、投資家の元利を当面償還できなくなったと発表した。武漢市内の同社店舗約30件も閉鎖した。地元政府は情報を封鎖しており、メディアやネットでの情報は制限されている。

投資家約1000人が、被害者グループを結成し、同社への抗議や政府へ要求活動を始めた。26日の政府へのデモ活動では、出動した警官隊に3人が連行された。

同社は、金融グループの武漢基石資本投資集団(同市)が2012年に設立し、主に不動産に投資していた。武漢基石資本投資は、民営複合企業の中国華氏国際(控股)集団(華氏集団、同市)の傘下企業。

中国紙・新京報によると、財富基石が集めた金は全部、華氏集団の事業に投じられていた。華氏集団は現在、資産43億元、負債は56億元という。

(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2015/11/201511270045.shtml#.VleouvnhDIU

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