四川省成都市と周辺地区で26日午後1時半ごろ、大きな爆発音が連続して聞こえ、市民がネット上で一斉に不安の声を書き込む騒ぎが起きた。超音速機が飛行する際、衝撃波により発生する「ソニックブーム」が原因とみられる。成都全捜索新聞網が伝えた。
超音速の次世代型ステルス戦闘機「J20」を開発中の航空機メーカー、成都飛機工業集団(同市)は「当社の航空機が26日、成都市北西部の上空を正常に飛行中、音の壁を超える際にソニックブームを発した」と説明している。
爆発当時、同市周辺のネットユーザー多数が、連続の爆発音が聞こえ、振動を感じたなどと相次いで書き込んだ。まもなく同市の警察は「爆発事故の通報は受けていない」と発表し、原因の捜査を始めた。同日午後2時半現在、警察や消防などへの通報はない。