南シナ海問題で国際仲裁手続き、中国が比を批判

中国の南シナ海での領有権主張が国際法に違反しているとして、フィリピンがオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所で国際仲裁手続きを進めていることに対し、中国外交部の洪磊副報道局長は25日、定例記者会見で「法の衣をまとった政治的挑発だ。中国の領土主権と海洋権益を否定しようと企んでいる」などと強く批判した。台湾・中央社が伝えた。

同裁判所では24日、フィリピンの主張内容に関する口頭弁論が始まったが、手続きへの参加を中国は拒否した。洪副報道局長によると、中国は、同裁判所に管轄権はなく、仲裁を受け付けず、参加しない考えを再三表明している。

洪副報道局長はまた「フィリピンは、2国間交渉により争いを解決するという合意を否定し、仲裁手続きを強行した」と述べ、第三者に委ねるやり方に反発した。

(参考)http://www.cna.com.tw/news/acn/201511250382-1.aspx

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