江蘇省太倉市の民営化学繊維製造会社、江蘇明輝化繊科技が15日、倒産を宣言し、従業員約300人が16日から18日まで3日間、賃金支払いに圧力を掛けるよう求めて市政府前でデモを行った。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
従業員によると、同社は3カ月余り賃金を支払っていない。約300人は、同社に支払いを促すよう市政府に求めた。
同社は、蘇州明軍化繊織造など地元の化繊メーカー約10社が共同で出資し、約10年前に発足した。総投資額は45億元(約870億円)。延床面積35万平方メートル。設備は全部ドイツ製。重合、紡糸、撚糸までを行う総合化繊メーカーだという。
関係者によると、販売の低迷に加えて、銀行の貸し渋りで資金繰りに行き詰まった。同社は10月1日から、国慶節の連休を理由に、工場の設備を停止したが、その後も操業を再開しなかった。
(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2015/11/201511200737.shtml#.Vk5nSfnhDIU