解放軍系新聞が外国スパイへの警戒呼び掛け

中国人民解放軍系紙、中国国防報は19日、吉林省での摘発例を挙げ、外国のスパイに対する警戒を呼び掛ける評論を掲載した。

同紙によると、北朝鮮国境沿いの同省白山市長白県で今年10月末、望遠鏡を使って周囲を観察する見知らぬ男を地元住民が発見。国境警備部隊に通報した。

隊員が駆け付け男を調べると、外国のパスポート、望遠鏡、軍事施設多数を撮影したカメラが見つかった。さらに、地元の情報機関員が調べたところ、ポケットには周辺兵力の手描きの配置図が入っており、軍事情報を収集するスパイと断定された。

同紙は、男の国籍に触れていないが、先ごろ中国当局が日本人3人を拘束し、2人が日本の公安調査庁の委託で情報収集していたことに触れており、関連を示唆した。

同紙は「スパイは、ドラマや映画の出来事と思えるが、実際にはわれわれの身近で行われている」などと指摘し、注意を促した。

(参考)http://www.81.cn/gfbmap/content/2015-11/19/content_129403.htm

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