北京の違法薬物使用者15万人、学生らに浸透

北京市禁毒委員会はこのほど、同市の麻薬・覚醒剤など違法薬物の使用者が15万に迫るとの見方を示した。同市で登録済みの違法薬物使用者は3万1000人で、実際の使用者は5倍に近いとみられる。新華網が15日伝えた。

違法薬物の使用者は、学生、芸能人、外国人の間で急速に拡大。2014年、同市で摘発された未成年の使用者は100人以上に上る。

北京市警察は13日、違法薬物所持の疑いで、著名歌手の尹相杰容疑者(46)を前日に逮捕したことを明らかにした。

調べによると、尹容疑者は12日午後7時ごろ、北京市朝陽区の自宅で、違法薬物を持っているのを見つかった。警察が連行して検査したところ、尿から覚醒剤成分のアンフェタミンが検出された。尹容疑者は、違法薬物の使用と所持を認めた。

違法薬物に絡み逮捕されたのは2回目。2014年12月、住民の通報で駆け付けた警察が、朝陽区の自宅で、違法薬物の所持、使用容疑で尹容疑者を逮捕。同区自宅から覚醒剤のアイス、麻薬の塩酸ケタミン、大麻などを押収した。

尹容疑者は1993年、歌手として著名になり、95年からテレビドラマにも出演した。08年には歌曲「中国骨気」を作詞した。

(参考)http://gb.cri.cn/27564/2015/11/14/1042s5166138.htm

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