瀋陽でPM2.5、一時1000μg/m3超える

遼寧省で大気汚染が深刻化しており、省都の瀋陽市では8日午前8時ごろ、PM2.5(微小粒子状物質)の濃度が一時、1017μg/m3(マイクログラム/立方メートル)と1000μg/m3を超えた。新華社が伝えた。

同省では瀋陽のほか、大連、鞍山、撫順など11都市では7日以降、大気質指数(AQI)が200を超え「重度の汚染」となった。うち営口、鞍山、瀋陽など6都市はAQIが300を超え「深刻な汚染」なった。主な汚染物質はPM2.5だった。

8日午後、同省の丹東市を除く13市が重度の汚染となり、瀋陽、大連、鞍山など8市はAQIが500を超えた。

AQIは、大気中の汚染物質の濃度で算出され、中国では301以上が最高度の6級で「深刻な汚染」とされる。

専門家によると、遼寧省は今月から冬の暖房シーズに入り、石炭の燃焼により汚染物質の放出が増えた。また、最近、北東風が強まり、北方の黒竜江、吉林両省から大気汚染物質が流れ込んだ上、南西風の影響で拡散が遅れたことなど、複合的な要因で汚染が深刻化した。

(参考)http://news.163.com/15/1109/01/B7UN1HR300014AED.html

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