中国本土の大気汚染物質を含む煙害(ヘイズ)季節風に乗って南下し、27日に台湾に到達した。台湾各地は28日一杯、著しく汚染された大気に覆われるため、子ども、高齢者、持病のある者はマスクの着用が必要だ。台湾・中央社が伝えた。
台湾行政院(内閣)環境保護署によると、台湾本島西部を中心にPM2.5(微小粒子状物質)の濃度が27日から急上昇した。中部の豊原、大里、埔里は大気汚染で最高度の「赤色警報」が発令された。
気象専門家は「中国本土から来る黄砂は目に見えるため、市民も大気の質が悪いと分かる。しかし、煙害は中国本土南部の工場の排気を含むため、肉眼では見えないものの、毒性はもっと高い」と話している。
(参考)http://www.cna.com.tw/news/firstnews/201510275002-1.aspx