広東省西部の陽春市春湾鎮で、セメント製造会社、海螺水泥廠内のゴミ焼却施設建設に反対して住民約1万人が連日抗議行動を展開し、13日に警官隊との激しい衝突が起きた。住民側にけが人や逮捕者が出たという。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
当局は14日、警官隊の大部隊を周辺各村への進入口に配置し、住民の出入りを規制している。現地のメディアは一切、報じていない。
住民は、同社が住民に知らせないまま、ゴミ焼却施設の建設を進めたことに反発。3日から抗議活動を始めた。10日には、約1000人が同社を包囲して、警官隊と衝突になり、住民11人が連行された。
13日には、さらに激しい衝突となり、警察側は催涙弾を発射したのに対し、住民側は爆竹を投げ付けて抵抗した。
(参考)http://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/huanjing/yf1-10142015103425.html