北京の監視カメラ網完成、都市部100%カバー

今年の国慶節(10月1日)の時点で、北京市の街頭に設置された監視カメラの台数が昨年同期に比べて29%増え、農村部を除く全都市部を100%カバーする体制が完成した。5日付香港紙、明報が北京晨報など中国本土紙を引用して伝えた。

都市の監視カメラ網の整備事業を「天網工程」といい、北京市の警察は2012年から本格的に取り組んだ。人が密集する商業施設、露天街、バスターミナル、公園などに設置され、路上強盗、スリ、自動車・オートバイの窃盗防止などに役立っている。

北京の監視カメラは、2008年の北京五輪の時点で既に30万台あり、その後さらに増えたことになる。監視カメラ網のほか、各タクシーも監視カメラを搭載している。

北京市公安局(警察)巡羅総隊によると、今年から4300人が監視カメラを使ったパトロールに従事しており、これまでに刑事事件1500件を解決し、前年同期比5%増の2370人を逮捕した。街頭での刑事・治安事件の発生件数は前年同期比27.7%減少したという。

「天網工程」は地方でも実施され、湖南省長沙市は2011年から整備に着手。今年、これまでにカメラ約5万台の設置を終えた。このほか、長沙市の路線バス約4000台にも、監視カメラが設置されている。

(参考)http://news.mingpao.com/pns/dailynews/web_tc/article/20151005/s00013/1443981496353

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