広西チワン族自治区柳州市柳城県で9月30日に起きた連続爆弾事件を受けて、郵便事業を監督する国家郵政局は3日、爆発物、危険化学品、銃弾、可燃物、毒劇物などの疑いがある小包や宅配荷物に対する検査を徹底するよう通達した。
新華社によると、柳城県の事件で犯人は、手製の時限爆弾を入れた小包を自身で郵送したり、数人を雇って配達させ、複数箇所で爆発を起こした。この結果、10人が死亡、51人が負傷する惨事となった。
国家郵政局は爆発事件後、直ちに同自治区と同市の下部機関に事件の調査を指示。さらに、郵便システムの犯罪人の利用を防ぐとともに、安全確保の徹底を命じた。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に対し、中国の宅配業者は「爆発事件後、荷物の検査がさらに厳しくなった。荷物1点ごとに100%検査している」と述べた。