広東・順徳、番禺で竜巻、6人死亡215人けが

台風22号（ムジゲ）の影響により、4日午後4時～5時ごろ広東省仏山市順徳区と広州市番禺区で竜巻が相次いで発生、5日午前10時現在、死者6人、重軽傷者215人が確認された。5日付新快報など伝えた。

竜巻は順徳区では4時ごろ発生し、約30秒間続いた。建物の屋根、自動車、電柱などが巻き上げられた。続いて番禺区でも竜巻が現れ、鉄板やプラスチックなどのがれきが吹き付けて、「広南変電所」が損壊した。

広州市内の海珠区、番禺区などで停電が発生し、約50万世帯が影響を受けた。10階建て、20階建ての高層アパートでエレベーターが停まり、帰宅を諦める市民も出た。海珠区の観光名所「広州塔」周辺も停電となり、観光客が緊急用の照明を頼りに避難した。