台湾内政部消防署は29日午後5時、台風21号(ドゥージェン)のため、台北市、新北市、台中市など3市2県で強風による転倒などで3人が死亡、376人が重軽傷を負った。
台北市では女性(41)が自動車運転中スリップ事故を起こして重傷を負い、病院に運ばれたが死亡した。新北市の70歳位の高齢男性、台中市の建設作業員(54)が強風のため、転倒するなどして亡くなった。けが人は、強風で倒れたり、飛んできた看板に当たるなどした。
30日付聯合報によると、29日現在、台湾全土の約227万世帯で停電。台風による停電として史上4番目の規模になった。また、停電のため18万1392世帯で断水した。
台風21号は29日午後8時50分、福建省ホ田市(ホは草かんむりに浦のつくり)に上陸した。30午前10時ごろには勢力を弱め熱帯低気圧になる見通し。福建、浙江、江西の各省で30日、強い風雨が予想される。
(参考)http://v.ifeng.com/news/society/201509/0134a45f-4fd9-48c6-9fce-21a3bd2b12d5.shtml