建国以来最大規模の紙幣偽造団摘発

広東省公安庁は24日、中華人民共和国建国以来、最大規模の紙幣偽造を行った一味を17日、同省恵州市で摘発したと発表した。紙幣偽造の作業場2カ所を急襲して29人を拘束。2005年版の100元札の偽造紙幣2億1000元(約40億円)相当や印刷機を押収した。偽造紙幣は全量、市中には出回っていなかった。25日付大公報が伝えた。

同庁公安局経済犯罪捜査局の黄守応局長は「今年11月、新しい100元札が発行されるので、一味はそれまでに印刷を終えようと急いでいた」と話している。1週間摘発が遅れれば、全量の印刷が終わっていたとみられる。

同庁の偽造通貨捜査の責任者によると、偽造100元札のヤミ市場での価格は1枚10元。2億1000万相当(210万枚)を全部売れば2100万元(約3億9000万円)の売り上げになっていた。

作業場は、廃工場の2階にあり、表向きは一般の事務所。壁際の書類棚をどけると高さ約1メートルの扉があり、作業場につながっていた。作業場内は防音設備が施され、作業場につながる路地の入り口には、監視カメラが設置されていた。

(参考)http://news.takungpao.com/paper/q/2015/0925/3186785.html

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