新疆ウイグル自治区アクス地区バイ県の鉄熱克鎮で18日朝、ウイグル人が炭鉱を襲い、少なくとも警察官を5人を含む40人が死亡した。警察が現場周辺を封鎖し、ヘリコプターも出動させ、犯人の行方を追っている。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)などが伝えた。
現地の消息筋によると、炭鉱の警備員20人が爆弾攻撃を受けた後、炭鉱の経営者宅、警察が襲われた。炭鉱の宿舎が刃物を持ったウイグル人に襲われたとの情報もある。周辺は炭鉱が多いため、具体的な場所は不明。当局が発表しないため、死傷者など詳しいことも分からないという。
海外ウイグル人組織の世界ウイグル会議の広報担当者は「衝突の原因については確認が必要だが、情報は封鎖されている。中国政府は現地の状況を外部に知らせるべきだ」などと話している。
同自治区では、襲撃事件が相次ぎ、特にバイ県え頻発している。今年2月17日には、ウイグル人と地元警察官が衝突し、警察官4人が死亡、ウイグル人9人が射殺された。
(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2015/09/201509240703.shtml#.VgM4Asvtmko