中国本土の自殺者毎年13万人、40%がうつ

中国本土では毎年、少なくとも13万人が自殺し、うち40%がうつだった。中国の臨床医師270人うち、精神科はわずか2万人で、うつの治療環境は十分でない。患者の大多数にとり薬品が唯一の治療方法となっている。台湾・中央社が中国本土の報道を引用して伝えた。

中国本土の自殺者は2012年、人口10万人あたり7.8人。現在の人口で計算する13万人となる。未遂者はその10~20倍に上るとみられる。

農村の自殺率は都市の2倍で、自殺の80%は農村で起きている。性別では男性が女性の2倍~2.2倍。高齢者の自殺も増えている。

中国は精神科医は、臨床医師の総数の1%足らず。うつの患者が受診しても十分に診察せず、薬を処方するだけ。心療科を設置している病院は少なく、しかも外来診療がほとんど。入院治療は非常にまれだ。

(参考)http://www.cna.com.tw/news/acn/201509120151-1.aspx

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