福建省福州市公安局（警察）は10日、8月28日に起きた会社社長夫妻の営利誘拐事件で、人質を保護するとともに、容疑者12人を逮捕したと発表した。新華網が10日伝えた。
同局によると、夫妻は28日午前8時ごろ、同市内を自家用車で走行中、電動バイクに接触。様子を見るため停車して車を下りたところ、何者かにワゴン車に押し込まれ、連れ去られた。
夫妻は、郊外の養豚場跡地に監禁されて暴行を受け、携帯していた現金1200元とクレジットカードを奪われた。さらに、電話で身代金の支払い命じるよう強要され、会社の部下と友人が計1530万元（約3億円）を容疑者の口座に振り込んだ。
警察は28日夜、養豚場跡を急襲して夫婦を保護。福建、貴州、江西、天津に逃走していた12人を次々に逮捕した。身代金のうち1000万元を回収した。