天津市浜海新区の天津港で起きた爆発事故に絡み、天津市環境監測センターは25日、事故現場周辺地区の地下水観測地点から24日、微量のシアン化物を検出したと発表した。濃度は地下水品質基準値の8%で、基準を下回った。26日付新京報が伝えた
同センターによると、24日はまた、事故現場周辺の水・汚水質観測地点42カ所(警戒区内26カ所、警戒区外16カ所)のうち33カ所でシアン化物を検出した。うち警戒区域内の6カ所は基準を超え、濃度は0.865~14.2mg/Lで、基準の0.7~27.4倍だった。
さらに海水観測地点6カ所のうち、2カ所でシアン化物を検出したが、濃度は0.0006~0.0007mg/Lで基準値を下回った。
このほか大気観測地点18カ所のうち1カ所で、基準値の0.2倍のシアン化水素を検出した。
なお、天津市政府は25日、午後3時現在、爆発事故の死者は135人、行方不明は38人、けが人は582人だったと発表した。