中国が朝鮮国境に装甲車と戦車集結

非武装地帯(DMZ)での地雷爆発事件や、拡声器を使った宣伝放送を巡り、軍事的緊張を高めていた韓国と北朝鮮は22日、強硬姿勢を一転し板門店で高官協議を行った。香港・蘋果日報によると、背後に中国のあっ旋があったとみられる。中国は一方、北朝鮮に圧力をかけるため、中朝国境の延辺朝鮮族自治州に自走砲や戦車多数を集結させたもようだ。

北朝鮮は、韓国に対する全面戦争の「最後通告」を21日、中国駐在の池在龍大使に北京で行わせた。在米の中国語ニュースサイト、多維新聞網によると、これは中国の注意を引き、あっ旋に動いてもらう狙いがあった。北朝鮮軍は20日、韓国軍部隊に向けて砲撃を行ったが、米国とロシアが直ちに反応したのに対し、中国は静観を続けてきた。

同自治州の延吉市では21日、89式対戦車自走砲と戦車約20台が、国境方面に向かうのが目撃された。蘋果日報によると、鍾・助理講師は、圧力をかける理由について、南北高官交渉が実現しても、北朝鮮には決定権がないことを分からせるためと分析している。

(参考)http://hk.apple.nextmedia.com/news/first/20150823/19267023

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