国際環境NG0のグリーンピースは21日、天津市浜海新区の天津港で起きた爆発事故に絡み、爆心地から約3キロ内の住宅地の水と、魚の大量死が見つかった海河の川水から、微量のシアン化物を検出したことを明らかにした。
グリーンピースは20日、爆心地から5、3、1キロ圏内に入り、計7カ所で水を採取してシアン化物の濃度を検査した。数日前の雨で路上に白い泡が現れた「美華酒店」付近のマンション「御景園邸」前の池、浜海国際会議センター広場の池、爆心地付近のマンション3カ所(万科金域藍湾、天浜公寓、浜港公寓)の池、水たまり、付近の排水路、天津市内を流れる海河の河口が含まれる。
その結果、爆心地から0.9キロ離れた「天浜公寓」周辺の水たまり、2.2キロの「浜港公寓」付近を海に向かって流れる排水路、6.6キロ離れた海河の河口で1リットル当たり0.01~0.02mgのシアン化物を検出した。
国家衛生計画生育委員会の「生活飲用水衛生基準」では、シアン化物について0.05mgを上限値として定めている。
(参考)https://www.greenpeace.org.cn/second-water-testing-of-tianjin-chemical-blast/