天津市浜海新区の天津港で12日夜起きた爆発事故で、消息筋はこのほど、行方不明者が少なくとも600人に上るとの見方を示した。当局は公式発表で、行方不明者を約70人としている。海外のニュースサイトの博聞社が伝えた。
湖北省大冶市の製鉄所で16日、作業員が誤って溶鉱炉に転落する事故が起きた際、十数秒で人体が失われた。炉内の温度は摂氏1700度だった。天津港の爆発事故でも、約600人の体が高温で瞬時に失われた恐れがある。
天津港で起きた2回目の爆発は、TNT火薬で21トン相当とされる。爆弾の例から類推すると、爆心地の温度は最高で2500度に達したとみられ、付近にあった自動車の金属部品が溶けていた。