安徽・巣湖でアオコ大発生、飲用水に危機

安徽省合肥市にある中国5大淡水湖の1つで「巣湖」でアオコが発生し、飲用水の安全性が懸念されるとして、省環境保護張庁が最高度の「アオコ赤色警報」を2回発令した。新華網が10日伝えた。

同庁環境監測所の朱余介副所長によると、アオコの原因となる藍藻から発生する毒素が、飲用水の安全にとり最大の脅威となる。これまでのところ検出されておらず、飲用水の取水基準に達している。

地元政府は、飲用水の安全を維持するため、1万2000人と小舟1200隻を出動させて、アオコの除去作業を急いでおり、これまでに12万トンを回収した。

朱副所長によると、7月1日からこれまの観測地点2カ所における藍藻類の平均密度は、前年同期比852%と479%増え、ピーク時には1リットル当たり5000万個を超えた。

同庁の賀沢群副庁長は「巣湖本体と流入する川の水で、アオコの栄養源となるチッ素、リンの濃度が依然として高い」と話しており、アオコは当面続く恐れがある。

(安全)http://news.163.com/15/0810/09/B0L8N1FK000146BE.html

タイトルとURLをコピーしました