独メトロ、偽造証明書の輸入食品、全国80店で販売

輸出入検査機関の上海出入境検験検疫局は14日、上海の食品輸入会社が、ニセの衛生証明書を使い、独小売大手、メトロ・グループ傘下の中国合弁会社、錦江麦徳龍(メトロ)現購入自運に製品を納入していたことを明らかにした。製品はメトロの80店以上で売られていた。14日付中国新聞網が伝えた。

上海閔行区の裁判所は先ごろ、衛生証明書を偽造した罪に問われた3人に「国家機関証明書類偽造罪」などで有罪判決を言い渡した。

同局など当局が錦江麦徳龍を捜索したところ、法律で2年間の保管義務がある資料の中から、ニセの衛生証明書2000枚が見付かった。

メトロの従業員によると、納入業者に「衛生証明書」の提出すら求めず、品質に責任を負うという内容の「承諾書」だけで納品を認めることもあった。担当者は当局に対し、このようなやり方は経営層も黙認していたと供述している。

従業員によると、納入業者には「衛生証明書」の提出すら求めず、品質に責任を負うという内容の「承諾書」だけで納品を認めることもあった。担当者は、このようなやり方は経営層も黙認していたと当局に供述している。

法律によると、輸入食品は輸入検査合格後、出入境検験検疫局から「衛生証明書」か「検疫証明書」を発行される。販売業者は、納入業者に「衛生証明書」などを提出させて点検し、名称、数量、品質保持期間などを記録することが義務付けられている。メトロの記録には「衛生証明書」の「通し番号欄」が空白になっているなど、不備があった。

検疫当局によると、中国のスーパーの一部は、利益を最大化するため納入業者と結託。粗悪な国産品を輸入食品と偽って販売している。

(参考)http://http://www.qdxin.cn/html/Fortune/2015/07/39396.html

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