上海市金山区の住民による、パラキシレン(PX」)プラント移転反対活動は27日に6日目を迎え、同日夜は約3万人が同区蒙山路一体をデモ行進した。博訊新聞網が28日伝えた。
金山区政府は、高橋地区からのプラント移転を計画し、住民が22日に移転計画の中止を求める抗議活動を始めた。同区政府は22日、移転計画は存在しないと説明したが、住民は信用せず、活動が続いている。一部市民はネット上では、金山区政府の上級機関である、上海市政府庁舎前での集会を呼び掛けた。
住民によると、27日朝、上海市政府は警察官数千人を配置し、検問所を設けて住民の外出を阻止した。金山区内では交通とともに、ネット通信が制限を受けたという。
上海市政府は27日、庁舎近くの人民公園を臨時閉鎖となり、住民の多くが追い返された。金山区では、路線バスに乗る際、身分証の提示を求められた他、同区を通る地下鉄22号線が運休になったとの情報がある。
(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2015/06/201506280432.shtml#.VY_Puvntmko