遼寧省瀋陽市の私立中学校、立人学校で18日夜から19日昼に掛け、生徒数百人がおう吐や発熱の症状を訴え、付近の医療機関に掛け込む事件が起きた。学生食堂の食事が原因で、集団食中毒が起きた可能性が高い。東北新聞網が20日伝えた。
女子生徒の1人は「18日に昼食後、クラスメートの全員が吐き気や腹痛に苦しみ出した。自分も何回も吐いた」と話している。また、男子生徒によると、18日夜、学生寮内の同室の11人全員がいっせいに発熱や腹痛を訴えた。
保護者からは、学生食堂が保管していた白菜が腐ったことが原因との見方が出ている。一部の保護者は、学校側が夜間、大量の白菜を運び出すのを見たという。また、学校側は保護者へ何も説明を行っていない。
学校は10日間の臨時休校を決めた。