2017年の香港次期行政長官選挙で民主派からの立候補を事実上排除する選挙制度改革案を17日、香港政府が立法会(議会)に提出する。立法会は同日未明、警戒レベルを引き上げて、周辺の警備を強化した。17日付香港・星島日報が伝えた。
立法会の曾鈺成主席は、議会建物内への警察官の立ち入りを許可。16日夜、制服と私服の約100人が立法会内に入った。隣接する「添華道」を通行止めにし、警備所を仮設した。
改革案を巡っては「ニセの普通選挙だ」として、民主派が反発しており、14日には主催者発表で3500人を集めてデモが行われた。
民主派の一派で中国との一体化に反発する「本土派」の男女9人が14日夜、爆発物を製造したとして警察に逮捕された。9人は改革案の審議阻止を企てたとされる。
(参考)http://std.stheadline.com/breakingnews/20150617a043316.asp