13日開幕した第18回上海映画祭で予定されていた、日本のアニメ『進撃の巨人』の上映が突然中止になった。文化部が8日発表したアニメ・漫画のブラックリストの38作品に含まれていたため。これらの作品は、コンテンツに暴力や性的要素があるとして、上映すると処罰される。BBC中国語電子版などが伝えた。
ニューヨーク・タイムズによると、『進撃の巨人』の内容は日本と直接関係ないが、「巨人の政府」を武装グループが打倒して新政府を樹立する場面があり、当局が問題視した可能性がある。
上海映画祭は1993年から毎年1回開催されている。AFPによると、専門家からは「中国の厳しい審査制度のため、上海映画祭はアジアの他の映画祭より劣っている」との指摘がでている。
『進撃の巨人』は、同映画祭の日本映画ウィークで他の7作品とともに上映予定だった。他の作品は予定通り14~21日に上映予定。『マエストロ!』、『繕い裁つ人』などが大人気となっている。
(参考)http://www.bbc.com/zhongwen/simp/china/2015/06/150615_shanghai_film_festival