中央政府の規則ではビール瓶の使用期限は2年間だが、中国山東省済南市では、2006年製造など超高齢のビール瓶が大量に流通していることが分かった。斉魯日報が伝えた。
同紙が調べたところ、同市内のスーパー、小売店の売られていたビール20本のうち7本は使用年限の2年を超えた瓶に入っていた。
国の規則には強制性がないことが、古い瓶の流通につながっているらしい。
市内の卸商は今年5月、山東省内のビールメーカーから2500箱のビールを仕入れたが、トラックから下ろす際、瓶が相次ぎ破裂。調べたところいずれも7~8年前に製造された瓶だった。
ビール瓶は古くなると圧力に弱くなり、気温や振動により内部の二酸化炭素が気化した場合、破裂する恐れがある。