中国保険監督管理委員会(保監会)は10日、湖北省荊州市監利県の長江で1日深夜に沈没した客船「東方之星」について、仮調査の結果、乗客乗員、旅行会社、船主に支払う保険金が計9252万800万元(約18億9000万円)になると発表した。10日付広州日報が伝えた。
船舶に対する保険金が1570万元で、うち人民財産保険股フェン重慶支社が、船主の重慶東方輪船に1000万元を支払った。旅行会社の賠償責任保険が1200万元、乗客が契約した傷害保険が6169万3500元、乗員18人の損害保険が312万7300元となる。
人民網によると、東方之星の船内捜索で415人の遺体を発見。長江沿岸などで、乗客とみられる22人の遺体が見付かった。警察のDNA鑑定で232人の身元が特定できた。
事故の生存者は14人。乗客456人のうちなお5人が行方不明になっている。
(参考)http://news.ifeng.com/a/20150611/43951176_0.shtml