湖北省荊州市監利県の長江で1日深夜に沈没した客船「東方之星」について、竜巻が原因とする当局の現在の説明に疑問の声が挙がっている。
台湾・中国時報によると、事故現場に向かった専門家によると「目撃者」、「損壊の痕跡」「レーダーの観測」の3つから竜巻の発生が確認できた。
中国のニュースサイト、澎湃新聞によると、気象専門家は「レーダーには竜巻特有の波がみられず、現場の観測所にも情報はない。現場からわずか15キロの観測所では、風力階級でわずか5級の風が観測されただけ。これまでのところ、竜巻の証拠はない」と話している。
在米のニュースサイト、博訊新聞網によると、中国軍艦艇の元艦長は「現場の写真には竜巻の跡は認められない。客船の船長が操船を誤り、船腹に横風を受けたのが原因ではないか」と話している。
(参考)http://www.chinatimes.com/realtimenews/20150607002165-260409
http://boxun.com/news/gb/china/2015/06/201506080805.shtml#.VXUEIc_tmko