韓国から香港経由で中国広東省に入った韓国人男性の感染が確認された、中東呼吸器症候群(MERS)について、中国疾病予防抑制センター副主任の高福氏は3日、中国でMERSがヒト間で流行する可能性は少ないとの見方を示した。5日付新聞晨報が伝えた。
副主任によると、約12年前の急性呼吸器症候群(SARS)のように、中国でMERSが流行する可能性はない。MERSはSARSに比べヒト間感染の力が弱く、3次感染はまれ。韓国でも4次感染は出ていない。中東でも患者発生からから4年がたつが、感染は散発的だ。
最近の研究で、MERSは家族内での感染から始まる。韓国の感染もすべて病院内のもので、家族内と似た状況。韓国の場合、病院内の管理が問題だった。
広東省で確認された韓国人男性は、父親と同じ病室の患者からの2次感染者。しかも、男性と接触した人には、異常が見つかっていない。中国で流行する可能性は低いという。
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