新型コロナの中国本土内感染は阻止 保健当局が宣言

 2020年3月30日鐘ニュースサイトの中国青年網によると、国家衛生健康委員会の米鋒報道官は28日、国務院(中央政府)の記者会見で、新型コロナウイルス肺炎で治療中の患者が3000人を下回ったとして、中国本土内での感染拡大は基本的に阻止されたと宣言した。一方、海外からの流入により新たな感染拡大が起きる可能性もなお大きいと指摘し、当面は中国本土での散発的な感染と海外からの流入の双方に警戒を続けると述べた。(写真は博訊新聞網のキャプチャー)

 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、27日付英フィナンシャル・タイムズは、中国の医療関係者の話に基づき、湖北省武漢市の感染状況は公式発表ほど良好でなはないと報じた。当局が患者数を減らすため一部が隠ぺいされているほか、大量の無症状の感染者が計上されていないという。香港紙・サウス・チャイナ・モーニング・ポストも22日、2月末現在、無症状の感染者約4万3000人が感染確認者数に含まれていないと報じた。

 国家衛生健康委員会の高級顧問で、感染症の専門家である鐘南山氏は、中国紙・人民日報の取材に対し、中国で最近、同ウイルス肺炎の患者が減っているとして「中国には大量の症状感染者はまだいない」と述べた。

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