新型コロナで米が中国の情報隠ぺい批判 中国は猛反発

2020年3月12日米 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は11日、新型コロナウルスの感染拡大が始まった当初、中国政府が有効な対策を取らず、情報を隠ぺいしたため、世界の対策が2カ月遅れたと批判した。補佐官は「中国が最初に隠ぺいしなければ、世界の感染拡大は大幅に減らせた」と語り中国の責任を指摘した。

 中国外務省の耿爽副報道局長は12日、補佐官の発言を「不道徳で無責任だ。米国の感染拡大防止に何も役立たない」などと強く批判。「中国が透明性の高い情報発信を行っていることは、国際社会が認めている。短い時間で病原体を識別し、世界保健機関(WHO)と米国を含む他国と、ウイルスの遺伝子情報を共有した」と述べた。

 中国側の批判はさらに過熱し、米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国外務省の趙立堅報道官は12日、ツイッターで「新型コロナウイルスを米軍が武漢に持ち込んだ可能性がある」などと指摘した。

 趙報道官は「米国で最初の患者はいつ出たのか。病院はどこか。感染を武漢に持ち込んだのは米軍かもしれない。米国は透明性を高めよ。米国の説明は足りない」などと書いた。

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